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2013年10月21日月曜日

火葬料金に関して


 板橋区で最もよく使われる火葬場が、戸田火葬場です。

 戸田火葬場には、3つの火葬炉の種類があります。
 この種類は、仮葬時の火の温度・・・ではなく、サービスの内容によります。


■最上等

 最上等(さいじょうとう)という名前からすると一番上等のように見えますが、金額で言うと一番値段が低いものになります。
 2013.10.21現在では、料金は、大人59000円、子供32300円となっています。

 広い部屋の壁は、いくつかの扉があり、その扉の奥に炉があります。
 いくつかのご葬家が出たり入ったりしていく中で、あるご家族は、今、まさに炉にお棺が入っていくのを見届け、あるご家族はいま火葬が終わり、お骨になった姿で炉からでてくるところであったりします。またあるご葬家は、全員そろって大きな声でお経を唱えているかもしれません。
 つまり、いろいろなご家族が、その場にいらっしゃるわけです。

 このようにいくつかのご家族がひしめく中で、故人を見送ることになる、最後の船出の場所、といったところでしょうか。
 
 



■ 特別室、特別殯館
 

 特別質(とくべつしつ)、特別貧寒(とくべつひんかん)という名前から、最上等とは少々趣が違うことを名前からも感じられますね。

 この二つについて、まず目で見て解ることは、火葬炉のある部屋が、最上等は別の部屋になっているということ、そして、最上等の大きい部屋と違い、高級感のある装丁の部屋であるということです。

 他のご葬家とは、同時にお別れをすることがないようにしていただけるので、静かに、家族だけで、最後のお見送りができる、というのもひとつの利点になっています。
 お部屋も広いので、ご家族が多い時などもに、他のご家族の事を気にせず使えるという理由で、特別室をご利用になる方もいます。

 特別室よりもさらに装丁、対応が良いのが特別殯館です。
 特別室と特別殯館を使い分ける感覚は説明しづらいのですが、強いて言うなら、その時々の最高の方法をもって故人を送るべき、というご主旨のご家族や、芸能人の方、あるいは会社代表の社葬など、いわゆるVIP扱いの方々の式など、偉業のある方を送るのにふさわしい場所、とでも言えばよろしいでしょうか。
 戸田斎場においては、最高ランクの火葬炉となります。

 特別質は大人107500円、子供54500円。

 特別殯館は大人177000円、子供104000円となります。



■ 火葬料金だけでは火葬はできない

  火葬するにあたり、いわゆる火葬のみをご希望されるお客様は、ここで「ああ、つまり最上等という一番安い火葬だけしたいなら、59000円あればいいんだな」と思われるかもしれませんね。
 しかし、実際の「火葬のみのお葬式」をするためには、火葬料金だけでは足りません。



■ 御寝棺

 では何が必要なのか、と言うと、火葬する際には必ず、御寝棺、いわゆる棺(ひつぎ)が必要です。

 これは、どんな形式の棺なら良いのか、というご質問がたまにでるのですが、どうも、曖昧な回答になってしまいがちです。
 なぜなら、火葬場において、棺に入れないで火葬したいという人も、棺を自作して薄いベニヤや段ボールで済ませたいという人も、昔はいなかったからです。

 強いて言うなら、まず、遺骸が完全に覆われて、人目につかない状態になっていること。
 箱状であり、手で持ち、台車に乗せ運ぶ、特別な処置をしなくても運べる強度があること。
 棺の移動時に遺骸が飛び出したりしない構造であること・・・などという定義ができそうですが、これはあくまでもこのブログの筆者の私見です。

 一般的な棺は、四角く、上にフタがついています。
 移動時の利便性、遺骸が移動時に棺の外に飛び出さないようにするなら、当然の作りですね。

 また、極端に大きい棺もだめです。
 
 
 火葬炉に入り切りませんので・・・。

 そのお棺ですが、外見、値段は様々で、これに関しては別項目でエントリーしたいと思います。

 
 弊社では、一番、お安いお棺は、桐八分(きりはちぶ)という、名前通り桐製の棺で、通常サイズは73500円となっています。

 桐八分は、全長が180cm程度、6尺の長さがあり、内寸でもそれよりやや小さくなります。
 また、亡くなられた方は間接などがゆるみ、やや身長がのびた状態で、横になられてるので、結果として、170cm前後の方で、ちょうどいっぱいといった大きさになります。

 お体が縦、あるいは横に大きい方は、大きいサイズの棺となるため、値段が少々あがってしまいます。



■ 収骨容器

 こちらは、いわゆる骨壺ですね。
 骨壺も、意外と知られていませんが、地域によっては持参であり、戸田斎場では基本的には強制購入製です。
 持参した骨壺というのは、無事にお持ち帰りになれる強度、耐熱があるかわかりませんし、お骨の入った壺を手でもって移動するのも・・・

 そういったトラブルを避けるためか、戸田斎場では骨壺は強制購入であり、壺に収めたあとであれば自己責任でお願いしますということになっています。

 種類もいろいろあり、白磁、青磁、大理石とあり、さらに使用する際の大きさで値段が変わります。
 代表的なもので、男性用の白磁が2号サイズとなり、一番お安く、13335円となっています。


■ 合計

 戸田斎場で、火葬のみを行う際の最低実費は、

 火葬料金59000円 + 棺・桐八分 73500円 + 収骨容器 白磁2号 13335円

 合計 145835円 となります。

 ほかに、ほぼ確実に支払うことになるであろうものは、待合室が筆頭にあげられます。



■ 待合室

 火葬が終わるまで待つための椅子席、お部屋にも、料金が発生します。
 また、火葬場内は、飲食物の持ち込みは、幼児のためのもの、アレルギーや御病気の方のための特別なもの以外は、持ち込み禁止です。
 レストランと同じですね。

 ・・・ちなみにこれは、火葬のみにかかる実費です。
 この他に、霊柩車や、霊安室、ドライアイスなどの別のサービスを受けたときの金額。
 弊社などの手数料などがかかります。



■ 総額

 弊社では、病院で亡くなられた方が、火葬のみをご希望されて、有料の霊安室をご利用の後に火葬をされている場合、先ほどの火葬のための実費、待合室、病院からの移動費、霊安室の使用料金等を含めて、概ね27万円から30万円程度、かかっています。
 その細かい内訳はまた別のエントリーにて。



■葬祭扶助

 板橋区で後期医療保険や国民健康保険にはいられている方などに、葬祭扶助といわれる補助金がでます。
 意外と知られていませんが、受ける権利がある方、ない方といますが、少なくとも、火葬許可申請時には解ります。
 ただし、これは窓口で気軽にいただけるお金ではなく、火葬後に、葬儀社の領収書をもって、区役所などの担当窓口に問い合わせの上で、必要な書類などをもって申請しに行き、しかも銀行口座などに振り込まれるという形式です。
 筆者の記憶が確かなら、2013年の夏あたりの記憶ですが、該当者には7万円が支給されていたと思います。



■ 生活保護による例外

 生活保護をうけていらっしゃる方が亡くなった時は、火葬のみであれば無料です。
 ただし、親族がどうしても祭壇をかざるようなお葬式を望まれた場合は、すべて実費で行えば可能です。
 火葬のみの部分だけ生活保護に頼り、他の部分を実費で、ということはできません。

 また生活保護を受けていらっしゃる方は、生活保護者の担当をしている方が、板橋区の福祉課などにいらっしゃると思います。
 その方が、減額証明証というものをつくりますので、それを戸田斎場に提出しなくてはなりません。
 支払いも、遺族ではなく福祉課に請求になり、支払いも福祉課から葬儀社に支払われます。
 火葬時の参列は自由ですが、火葬場での待合室の費用等は福祉からはでないため、参列者の実費となります。

 補足ですが、生活保護者は火葬のみでなく、病院からの移動、霊安室など、区の福祉課が支払います。
 多生の財産があった場合でも、それらはすべて福祉課の管轄下におかれ、その残った財産もつかった上で、火葬のみのお葬式が施工される、という流れのようです。
 ですので、お葬式の支払い後、財産が残ったとしても、それらはすべて福祉課のある区が管理し、受け取ることになります。
 


 

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